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cosmos宙組『エリザベート』を見て
「このシーン、前からこうだっけ?」
と思う箇所が多々ありました。
過去のものと見比べると少しずつ変わっていますね。

レマン湖畔の老夫婦

ちょっと笑ってしまったのは「夜のボート」のシーン。
老夫婦の腰ってあんなに曲がっていましたか?

エリザベートとフランツがお互いの想いを歌う重要シーンなのに
後ろを歩く老夫婦の二人があまりによぼよぼで
コントみたいになっていました。

片方がせきこんで、片方がそれを気遣う様子もあって
老夫婦の絆を演出したかったのだと思いますが
なんだかちょっとわざとらしかったです。

2005年と2014年のエリザベートで確認してみたところ、
2005年はもっと姿勢が良かったです。
2014年になるとだいぶ腰が曲がっていました。
エリザベートの上演時期と共に年老いているかのようです。

というより映像ではエリザベートとフランツばかり映っていて、
老夫婦はあまり映りませんね。
劇場で観たからこそ違和感を覚えたのかもしれません。

ドクトル・ゼーブルガーのマント

ドクトル・ゼーブルガーに扮したトート閣下が
エリザベートに対してマントを広げるシーン。
まぁ様トートのマントの裏側には赤い炎が描かれていて
「あんなのいつも描いてあった?」と思ってしまいました。

2014年エリザベートを確認してみたところ、
一応炎みたいなものは描かれています。
しかし赤くないので目立ちません。

まぁ様の炎は本当に目立っていました。
熱狂的なカープファンが特注で作るユニフォームに
描いてあるような赤い炎でした。

柩の前のフランツ

ルドルフの葬儀で泣き崩れるエリザベートを抱き締める真風フランツ。
白い手袋にキュンとしたのはわたしだけではないでしょう。

こんなにがっちり抱き締めるようになったのはいつからでしょう?
2005年版ではフランツがエリザベートを両手で支えるものの、
抱き締めるアクションはありません。
2014年版はしっかり抱き締めていますね。

手元にほかの映像がないので、はっきりしたことはわかりません。
2009年版は抱き締めていた記憶はあるんですよね。

抱き締めないのも二人の関係を表現するいい演出だと思いますが
真風フランツに関しては絶対に
「ここは僕がシシィを慰めなくては!」
と思うタイプでしょうから、抱き締める演出でよかったです。

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