きのうは娘役について振り返ったので
きょうは男役についてつれづれ書いていきます。
娘役よりは役が多いと思いますが、
美味しい役はそれほどありません。
マギー専科行ってもがんばって!
まさおの敵役となるペイロール伯爵にマギーこと星条海斗さん。
毎度のことながら目を引くビジュアルで
しっかり存在感を表しています。
彼女が月組からいなくなるのはちょっと寂しいですが、
専科に行っても重宝されるのではないかと思いました。
秘密警察トリオ
みやるりアルトワの手下となって
王妃の周辺を探る秘密警察のゆりちゃん、あーさ、まゆぽん。
すごく真面目な役かと思いきや、お笑い担当でした。
ゆりちゃんは劇団のお気に入りなのか
こんな感じのおいしい役が多いように思います。
印刷工の皆さん
娘役の娼婦とは違い、男役の印刷工には名前があります。
とし、まんちゃん、ゆうき、からんといった顔ぶれ。
プログラム写真では頭に白っぽい布を巻いていて
革命で怪我をしたのかと思ってしまいましたが
そういう衣装なんですね。
最後のほうで革命に向けて一人ずつ踊るシーンがありますが
印刷工がダンス巧者揃いなので
革命派の中枢よりも明らかにダンスが上手で
「印刷工ダンス上手いな!」と思ってしまいました。
フェルゼンのありちゃん
王妃の愛人であるフェルゼン役に抜擢された暁千星さんですが
個人的にはあまり記憶に残っていません。
フィナーレでまさおとたまきちと3人で踊るシーンがあって
ずいぶん押されているのだなぁと感じたぐらいでしょうか。
変に押しすぎるのも本人にとってプラスにはならないので
うまくやってほしいと思うのですがどうでしょうか。
みづきの目力を忘れない
この公演で退団するみづきこと瑞羽奏都さん。
前に「みずき」と書いた気がするのですが「みづき」なんですね。
失礼しました。
スカピンのときにも群衆の中で眼光鋭く踊っていました。
今回も農民、トランプの男、大道芸人、囚人、印刷工…と、
さまざまな役で登場しています。
今後、月組の群集にみづきがいないと思うと寂しいです。
全員集合のシーンでも
センター後方の目立つ位置に配置されていて、
退団者ということが考慮されているような感じがしました。
【『1789』感想へのリンク】
1789回観たいと思った月組『1789』
番手なんてどうでもよくなる月組『1789』感想その1
『1789』はまさおの代表作となるのか?感想その2
主要キャストはみやるり一人勝ち?『1789』感想その3
月組が誇る娘役たちに注目『1789』感想その4
とにかく観に行ったほうがいい『1789』感想その6
お知らせ
わたしの小説家デビュー作『成瀬は天下を取りにいく』が新潮社から3/17に発売されます!滋賀県大津市が舞台の作品で、西武大津店やミシガンが登場します。
読んでいただけるとうれしいです。