たまたま紅5が出演しているBrilliant Dreams+NEXTを見て、
「これがもう6年前のことか…」と思いました。
スカピン感想第2弾は、ショーヴランとマルグリットについてです。
ことちゃんもあーちゃんも良かったです。
期待を裏切らないショーヴラン
わたしは2010年版のスカピンが好きで、
まさおとみりお両方のショーヴランを見ました。
まさおは当時のどを傷めていて声が出ず、
みりおも役をつかみきれないまま終わってしまった印象でした。
ショーヴランという役のおいしさと、
まさみりの実力やスター性のおかげで仕上がってはいたものの、
役替わりじゃなければもっとよかっただろうなぁと思ったものです。
このたびことちゃんのショーヴランを見て、
やっぱりこの役は役替わりせずに究めてほしい役だと思いました。
ことちゃんの「鷹のように」は期待どおり素晴らしかったです。
ほかの曲もすっかりショーヴランとして歌いこなしていて、
千秋楽に向かうにつれてどう変化していくのか楽しみです。
殺陣も上手ですね。
明らかにパーシーよりも強そうでした。
女優らしいマルグリット
あーちゃんマルグリットは気が強そうですね!
女優らしいオーラも出ていて、とても良かったです。
結婚式の後、パーシーはマルグリットに疑いを持つわけですが、
今回のスカピンでは心理的なすれ違いを強く感じました。
きっと結婚前のパーシーとマルグリットは
とても仲の良いカップルだったのでしょう。
夫の変化に戸惑う様子がよく出ていました。
二人の過去を考えてしまう
ショーヴランとマルグリットは元恋人です。
ショーヴランはいまだにマルグリットが好きらしく、
パーシーに対しても強い敵意を燃やしています。
最初のコメディ・フランセーズのシーンでも、
ショーヴランはマルグリットのことが気になって仕方ない様子です。
一方マルグリットは「あれが恋だと言うの?」と言って、
ショーヴランと付き合っていたことを否定します。
過去のスカピンでは
「そんなこと言っても男女の仲だったんでしょ」
と思ったのですが、今回のことちゃんとあーちゃんに関しては、
「本当にショーヴランの勘違いだったのではないか…」
と思ってしまいました。
なんだかそれぐらい、ショーヴランが違う次元にいる人なんです。
言い方が思いつかないのですが、パーシーとマルグリットはリア充で、
ショーヴランはもっと暗いところにいるイメージです。
ことちゃんが
「ショーヴランが間抜けに見えないようにしたい」
と言っていたとおり、たしかに間抜け成分は減っていました。
しかしながらあんなに一生懸命だったのに、
革命の夢もマルグリットへの恋もうまくいかなくて、
かわいそうでたまりませんでした。
お知らせ
わたしの小説家デビュー作『成瀬は天下を取りにいく』が新潮社から3/17に発売されます!滋賀県大津市が舞台の作品で、西武大津店やミシガンが登場します。
読んでいただけるとうれしいです。