『1789-バスティーユの恋人たち-』の感想第4弾。
きょうは娘役の皆さんについて思うまま書いていきます。
娘役の役が少ない作品ですが、
群衆の中でもしっかり演技をしている様子が印象的でした。
役替わりBパターン
わたしが見たのはBパターンで、
オランプ役が早乙女わかばちゃん、ソレーヌ役が花陽みらちゃんでした。
たまたま見たい組み合わせだったので良かったです。
それぞれの役以外のときには
民衆(女)や貴族の女で出演しますが、
ほとんど目立ちません。
わかばちゃんはそれほど上手くないと聞いていたので
そのつもりで見ました。
思っていたより下手とは思いませんでしたが、
トップ娘役になる器かというとそうでもない気がしました。
こんなこと言ってトップ娘役になるかもしれないので
ファンの皆様は気になさらないでくださいね。
ちゃぴのアントワネットがすごすぎて
オランプはどうしても霞んでしまう感じがします。
みくちゃんのソレーヌはさすがといった印象。
少し汚れた役がとても上手ですね。
こういう芸達者な娘役さんには長く在団してほしいと思います。
ポリニャック役 憧花ゆりの
わたしはすーちゃんが大好きです。
どんな役でも期待に応えてくれる安定感がたまりません。
不相応な大役が付くことがたびたびあって
苦手な人にとってはしんどいだろうなぁと思いますが
ファンとしては喜ばしいことです。
今回のポリニャック役もマリー・アントワネットの友達ということで
結構な大役ではありますが、
それほど目立つことはなくいいポジションだったと思います。
今回ぐらいの使い方がいいんじゃないかな~と思っていたところに
エトワールとして登場したので
「エトワールかい!」と心の中でつっこんでしまいました。
独特な声ではありますが、歌は上手だと思います。
リュシル役 琴音和葉
先日も娘役の役がほとんどないと書きました。
オランプ、ソレーヌ、ポリニャック以外では
あずちゃんのリュシル役ぐらいしかやることがない気がします。
『1789』で退団するあずちゃん。
カチャ演じるデムーランの奥さん役でした。
主な配役には載っていないものの
そこそこ重要な役だったように思います。
デムーランは『ベルばら』に出てくるベルナールのモデルらしいので
リュシルはロザリーに相当する役ということになります。
ロザリーがオスカルに出会わなかったら
革命派の中で伸び伸び生きていたのかな、と思いました。
その他の娘役たち
あと娘役が演じる子役がいました。
シャルロットの紫乃小雪ちゃんと
王太子ルイ・ジョセフの舞雛かのんちゃんです。
二人とも可愛かったです。
プログラムでは「娼婦」としてまとめられてしまっている
まいまい、なつこ、くれあ、さち花、ちゅーの5人。
名もなき役ではありますが、
群衆の中でもそれぞれ光る演技をしていました。
【『1789』感想へのリンク】
1789回観たいと思った月組『1789』
番手なんてどうでもよくなる月組『1789』感想その1
『1789』はまさおの代表作となるのか?感想その2
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