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star星組スカーレットピンパーネル感想つづきです。
今回はプリンス・オブ・ウェールズ、サンシール侯爵、
ドゥ・トゥルネー伯爵の3人です。
月組版では桐生園加さん、研ルイスさん、一色瑠加さんでした。

プリンス・オブ・ウェールズ殿下

プリンス・オブ・ウェールズは初演と同じく英真なおきさんでした。
星組に溶け込んでいるので、専科ということを忘れそうになります。

星組生え抜きの紅さんの大劇場お披露目ですから、
ここはやっぱり出演しないと!という感じですね。

パーシーとの息がぴったりで、
ショーヴランはすっかり翻弄されていました。

初演とはまたちょっと違う雰囲気だった気がします。
スカーレットピンパーネルの正体を知っているように見えました。

1幕最後と2幕最初にしか登場しないにもかかわらず、
しっかりとした存在感を示しています。
パレードの階段降りでも真ん中を下りてきていて、
さすがプリンス・オブ・ウェールズ!と思いました。

サンシール侯爵

夏樹れいさんのサンシール侯爵がとても良かったです。
初演では英真なおきさんがプリンスと二役だったんですね。

サンシール侯爵は序盤のワンシーンしか出てきませんが、
革命の実情を伝える重要な役です。

月組版では研ルイスさんが演じていました。
研ルイスさんも歌唱力があってかなり良かったのですが、
これから処刑されるのに元気すぎるというか
(それが誇りといえばそうなんでしょうけど)
ちょっと力が入りすぎている印象でした。

夏樹れいさんのサンシール侯爵はあくまで抑えめながら、
貴族としての誇りや民衆への警告が伝わってきて、
迫力のあるサンシール侯爵でした。

月組新人公演ではまゆぽんが演じていました。
当時研2にもかかわらず、すでに侯爵というのがすごいですね。

ドゥ・トゥルネー伯爵

ドゥ・トゥルネー伯爵は大輝真琴さんが演じています。
幕開きで第一声を発する大事な役ですが、
途中で捕まってアルマンの居場所を教えてしまう、ちょっと残念な人です。

前作と比べ、マリーのアトリエに入ってくるときの傷が増えていました。
せおっちアルマンのときにも思いましたが、
今回は革命側による拷問が強くなっているようです。

これだけ拷問されたら居場所も言っちゃうよね…と思いましたが、
死を選んだサンシール侯爵と比べると小物感がぬぐえません。

ショーヴランにサンシール侯爵の居場所を教えたマルグリット、
マリーにスカーレットピンパーネルの秘密を教えたアルマン、
公安委員にアルマンの居場所を教えたドゥ・トゥルネー伯爵と、
情報を漏らすのはみんなフランス人サイドですね。

マルグリットは脅され、ドゥ・トゥルネー伯爵は拷問されていたので
まだ情状酌量の余地はありますが、何もないのに秘密を伝えて
「マリーをスカピン団の一員にしようと思うんだ!」
と言っちゃうアルマンってどうなのでしょう。

そんなアルマンだから、
ドゥ・トゥルネー伯爵に居場所を漏らされても
何も文句は言えないのだろうな…と思ってしまいました。

話は逸れましたが、ドゥ・トゥルネー伯爵の見どころは、
終盤でルイ・シャルルに付き添っているところです。
実のお父さんのように優しく気遣っている様子がツボでした。

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