わたしが観劇したスカーレットピンパーネルは、
阪急交通社の貸切公演でした。
いつも阪急交通社さんにはお世話になっています。
貸切ならではのアドリブも見られました。
貸衣装のアドリブ
スカーレットピンパーネルといえば貸衣装のアドリブです。
パーシーがショーヴランに自分の衣装を貸すことを提案するのですが、
どんな衣装を貸すのか、毎回変わります。
わたしが見に行ったのは阪急交通社の貸切だったため、
パーシーは「阪急交通社で旅行に行くのが趣味」と前置きしたうえで、
「マサイ族の格好なんてどうですか?」と話していました。
スカーレットピンパーネルの時代に
マサイ族という言葉があるのかどうかよくわかりません。
そもそも阪急交通社さんが存在しないのではないかと思います。
初日はピコ太郎のPPAPスタイルをすすめていましたし、
このシーンは時空がゆがんでいるということでしょう。
ショーヴランにマサイ族の衣装を断られ、
「阪急交通社で一緒に旅行しませんか?」と誘うパーシーでしたが、
再度「結構です」と断られていました。
ショーヴランのキャラ的にそう言うのが自然かと思いますが、
スポンサー様を否定して大丈夫かな?なんて心配してしまいました。
フィナーレの掛け声
つれないことちゃんショーヴランでしたが、
フィナーレでは男役群舞で「はんきゅう!」とシャウト。
あまりに自然すぎて、
「え? いま阪急って言った?」
と思っていたところへ、
かいちゃんが「こうつうしゃ!」と続けました。
客席からは笑い声があがっていましたよ。
わたしはこの一回しか観られないので、
普段はなんて言っているのかわかりません。
貴重なバージョンが見られて良かったです。
司会とトップスター挨拶
わたしが過去に見た阪急貸切は妃咲せあらさんが司会のことが多く、
「星組だし同期の大劇場お披露目だし、絶対せあらちゃんだよね!」
と思っていたら、違いました。
スケジュールが合わなかったのでしょうか。
出てきたのは美夢ひまりさんでした。
月組出身なのでしっかり覚えています。
スカピンではピンパーネル団の恋人のひとり、アン役でした。
最後のトップスター挨拶はいっぱいしゃべってくれるかな?
と期待していたのですが、あっさり終わってしまいました。
これって組によって違うんでしょうか。
まさおの『NOBUNAGA』も、たまきちの『グランドホテル』も、
挨拶だけでなくちょっとしたインタビューもしていたんですけどね。
しかしあまりしゃべりすぎても困りますし、簡潔で良かったです。
「宝塚歌劇を、特に、星組を、よろしくお願いします」
というお約束のフレーズで締めくくっていました。
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