トップ娘役のちゃぴが変わっていないので、
娘役のほうはあまり変わっていないような気がします。
特に『グランドホテル』は娘役の見せ場がほとんどありませんからね。
すーちゃんでさえ出番が少ないな~と思ってしまいました。
わかばちゃんとくらげちゃん
『グランドホテル』も『1789』同様、
ちゃぴというよりも、わかば&くらげがヒロインという感じです。
特にグランドホテル初演ではフラムシェンがトップ娘役だったので、
余計にそんな印象を受けるのかもしれません。
フラムシェンはわかばちゃんの雰囲気にぴったり合った役ですね!
くらげちゃんのフラムシェンがどうなるのかとても興味があって、
チケットを追加してしまいました。
それぞれ異なる可愛らしさがあって、見ていて楽しいです。
しかし彼女たちのキャリアを思うと
「こんな半ヒロインみたいな状態はどうなの?」と心配になります。
二人が幸せな形で宝塚人生を全うしてくれるように祈るばかりです。
組長すーちゃん
この公演から組長になったすーちゃんですが、
『グランドホテル』では本人比で目立たなかった気がします。
こんなに出てこないのも物足りないなぁと思っていたら
『カルーセル輪舞曲』ではしっかりソロがありました。
すーちゃんの歌声を聴くと月組公演に来た実感が湧きます。
映像で見た初日挨拶は新組長とは思えないほどしっかりしていました。
今後も月組は安泰だと思わせてくれる安心感があります。
その他気付いたこと
退団するちゅーちゃんは『グランドホテル』では娼婦のトッツィ役です。
ミーマイでも「夜の女」だったことを思い出します。
ミーマイでは若い女がなんとなくやっている娼婦という感じがしましたが、
グランドホテルではこの道を突き進むベテランの娼婦という感じでした。
とはいえ「娼婦が似合う」というのは褒め言葉ではないかもしれませんね……。
ショーでは美しいちゅーちゃんが見られますよ。
みくちゃんこと花陽みらちゃんがいなくなったのが寂しいです。
あのまんまる笑顔が好きだったんですけどね。
娘役の群舞でもすぐに見つけることができました。
みくちゃんポジションにははーちゃんがしっかり収まっていて、
「宝塚ってうまくできてるなぁ」なんて思ってしまいました。
エトワールの麗泉里ちゃん、すごく上手でした。
「あの子歌うまい! しかもかわいい! でも誰!?」と思ってしまいました。
これを機にちゃんと覚えておきます。
お知らせ
わたしの小説家デビュー作『成瀬は天下を取りにいく』が新潮社から3/17に発売されます!滋賀県大津市が舞台の作品で、西武大津店やミシガンが登場します。
読んでいただけるとうれしいです。