※当サイトにはアフィリエイト広告が含まれます

star先日、スカイステージで星組の『ロミオとジュリエット』を見ました。
久しぶりに腰を据えてじっくり観てみましたが、
やっぱりちえねねってすごいな!と素直に思いました。
二人の代表作と言って差し支えないでしょう。

ちえねねコンビとロミジュリ

柚希礼音さんと夢咲ねねさんのちえねねコンビ。
とても人気があって、退団前は大騒ぎという感じでした。

いろいろと特別扱いをされていたため
「劇団が勝手に盛り上げているだけなんじゃないの」と
斜に構えて見てしまう面もあったのですが、
久しぶりに見てみたらやっぱり良かったです。

ちえねねにとっては2010年以来、2回目のロミジュリです。
すでに4年ほどコンビを組んできた二人なので、
息がぴったり合っていました。

ねねちゃんがとにかくかわいいですね!
こんなジュリエットだったらたとえ敵の家の娘であっても
一瞬で恋に落ちてしまうだろうなと思います。

ちえちゃんもすでにベテランになりつつあるのに
永遠の少年というか、フレッシュさがすごいです。

2013年星組大劇場版のロミジュリは久しぶりに見ました。
月組のロミジュリはしょっちゅうやっているんですけどね。
一方で雪組のロミジュリはなかなかやらないですね。

ほかのメンバーも豪華

ティボルトはまもなく大劇場お披露目の紅ゆずるさんです。
芸名のとおり、赤が似合いますね!
内に秘めた熱さが伝わってくるような演技です。

このときのティボルトは、まかぜと役替わりで、
もう一方はベンヴォーリオだったんですね。

今回放送されたベンヴォーリオは、ことちゃんでした。
この頃も十分に上手なのですが、
いまの上手さと比べるとまだちょっと若い感じがして、
「ことちゃんにも下級生時代があったのだなぁ」
なんて思ってしまいました。

このときのロミオが新人公演初主演だったのも、
なんだか意外な感じがします。

一方まかぜは「死」です。
ハマりすぎていて怖いですね。

特に良かったのは美城れんさんの乳母!
これが決め手となって専科に行ったのではないかと思うような出来です。
パリス伯との結婚をすすめるシーンは心の葛藤が伝わってきました。

ロミオとジュリエットの問題点

これまでも何度かロミオとジュリエットがあまり好きではないと書いています。
「ジュリエットが目覚める版」があってもいいじゃないと思ってしまうのです。

でもそんなことを言ったら「エリザベートが死なない版」とか、
「ショーヴランが勝つ版」があってもいいじゃないというのと同じことなので、
なぜロミオとジュリエットに限ってそんなことを思うのかわかりません。
それだけロミオとジュリエットを応援しちゃうんでしょうね。

今回星組版のロミオとジュリエットを見て、
やっぱりこれはこれで面白いのかもしれないと思うようになりました。

お知らせ

わたしの小説家デビュー作『成瀬は天下を取りにいく』が新潮社から3/17に発売されます!
滋賀県大津市が舞台の作品で、西武大津店やミシガンが登場します。
読んでいただけるとうれしいです。