※当サイトにはアフィリエイト広告が含まれます

snow『ひかりふる路/SUPER VOYAGER!』、もう一度見たくなっています。
とはいえチケットも手に入りそうにないので、
スカイステージでの放送を待つことにします。
あとからじわじわ効いてくる作品です。

雪組のアウェイ感

一応月組ファンとして月組公演を主に見てきたので、
月組がホームという印象はあります。
下級生まで名前はわからないけれど、
顔を見ると「あぁこの子よく見かける」という感じ。
それが雪組は全然見慣れない顔ばかりで、アウェイ感がありました。

客席の空気も、組ごとになんとなく違う気がします。
言葉ではうまく表せないのですが、たとえば宙組公演を観に行くと、
客席に座った瞬間から「宙組公演を観に来たんだな」と感じるのです。
このたび「雪組の客席ってこんな感じなのか」と新鮮に感じました。

先日隣の学区のイベントに行く機会があって、
距離的にはさほど離れていないのに、知らない人ばかりで、
不安な気持ちと自由な気持ちが湧きあがったものです。
それとちょっと似たものがあるなぁなんて思いました。

雪組で印象に残った人

普段、スカイステージの映像ではなんとなく見ているだけなのに、
劇場で見るとついつい目を奪われてしまう存在が見つかるものです。
わたしの場合、宙組では真風さん、花組ではれいちゃんでした。

そして、雪組ではひとこちゃんでした。
ずっと見ていたいと思うような姿なんですよね。
お芝居で「カッコいいな~」なんて思っていたところに、
ショー中詰めの女装は刺激が強すぎて「うおお」という感じでした。

二番手の咲ちゃんもよかったです。
映像で観ても素敵なのですが、舞台で映えるタイプだと思います。
ダントンはややもすると軽いキャラクターになりそうですが、
咲ちゃんのダントンには葛藤や闘志がしっかり詰まっているように感じました。

生田先生が考えた

夫は宝塚を見ると「この演出を○○先生が考えたと思うと面白い」と話しています。
わたしはいまひとつその感覚がわからなかったのですが、
今回「これを生田先生が考えたのか」と思いながら見ると、
たしかに面白いなと思うところがいくつかありました。

特に、だいもんが渡っていく銀橋に光がポンポンつくところがいいですね。
「これがひかりふる路か~」なんて思いながら見ていましたが、
生田先生が考えたかと思うと頬が緩んでしまいました。

生田先生はワイルドホーン氏から「歴史に恋してはいけないよ」と言われたのだとか。
「私が歴史に恋をしそうなタイプだと見抜かれたのですよね」と述べていますが、
歴史に恋をしそうなタイプってすごいですね。

その生田先生が「控えめに言っても大好き」という望海風斗さんの大劇場お披露目。
気合いが空回りすることなく、しっかり仕上がっていたのはさすがでした。

←感想1へ 感想3へ→

お知らせ

わたしの小説家デビュー作『成瀬は天下を取りにいく』が新潮社から3/17に発売されます!
滋賀県大津市が舞台の作品で、西武大津店やミシガンが登場します。
読んでいただけるとうれしいです。