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all土曜日に公式サイトの新着情報を見たら
宝塚友の会会員席の座席券転売に対する取り組みについてのお願い
座席券転売に伴うトラブル防止について
が載っていました。

このタイミングでの発表

おそらく星組の『黒豹の如く』がちえちゃんの退団公演ということで
大変なチケット争奪戦になっていることから
劇団にも苦情が多々寄せられているのでしょう。
千秋楽のチケットはかなり高額になっています。

退団公演以外もチケットが売り切れる日が増えてきています。
それだけ100周年を機に人気が高まった証拠だと思うのですが
こうした転売問題については頭を悩ませているのでしょう。

取り組みの強化とは

劇団は友の会会員席の転売について取り組みを強化していくと言います。

宝塚友の会は宝塚歌劇を心から愛される方々のための会員組織でございます。
(中略)
宝塚友の会では、これまでも、そのような売買で対象となった座席券が特定されたケースに対しましては、そのような行為をお止めいただきたい旨のお手紙を差し上げるなどの対策をとってまいりました。
しかし、残念ながら、インターネットオークション等において、宝塚友の会会員先行販売でお買い求めになった座席券が、先行販売の結果照会直後から高額で取引されている実態がございます。
会員の皆様からも、強い対策を求める声を宝塚友の会事務局に多数頂いておりますことから、今後は以下のような踏み込んだ取り組みを行ってまいります。

1行目からいろいろと突っ込みたくなる文章ですね。
結果が出てすぐ取引されていることもお見通しらしいですよ。
それに対してこれまでも警告の手紙を送ってはいたそうです。

○インターネットオークションサイトなどで出品されている座席券では、座席の列やおおよその座席位置などの情報が公開されている事から、該当する列やおおよその座席位置の付近の座席券をお買い求めの会員様全員にお手紙をお送りし、情報提供をお願いしてまいります。

○その結果、座席番号が特定された場合は、ご観劇当日にご事情をお伺いしたり、状況によりましては、入場をお断りするなどの対応を取らせていただきます。また、会員規約第6条に記載の通り、当該座席券を宝塚友の会会員先行販売でお買い求めになった会員様に対しましてもご事情をお伺いし、会員資格の喪失の措置も取らせていただく場合もございます。

つまり、転売とは全然関係ない人であっても
転売チケット付近の席が当たった人に
手紙を送って情報提供を求めるとのこと。

転売チケットが特定された場合には、
そのチケットで入場しようとした人に事情を聴いて
場合によっては入場をお断りするとのこと。

さらに、そのチケットを友の会から購入した人についても
事情を聴いたうえで会員資格をはく奪する場合もあるということです。

果たして効果のほどは

「状況によりましては」「場合もございます」というのが
曖昧で実際どうするのかわかりません。

情報提供を求める手紙ってどんな感じなんでしょうね。
「あなたが転売しましたか」と聞かれて
「はい」と答える人はいないと思うのですが。

宝塚に限らずチケットの転売については
いろいろと問題になっているところではあります。

友の会の会員資格を喪失させたところで
問題が全て解決するようには思えませんが、
それなりの抑止力にはなるのでしょうか。

本当に観たいと思っている人に
チケットが行きわたるといいのですが
難しいところですね。

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