※当サイトにはアフィリエイト広告が含まれます

snowスカイステージで雪組『るろうに剣心』を見ました。
何度もダイジェストを見ていたものの、
全編見ると「こういう話だったのかー」と思いますね。
率直な感想としては、あまり中身がなかったような……。

るろうに剣心という作品

わたしは『るろうに剣心』をまったく読んだことがありません。
夫はジャンプで読んでいたそうで、解説してもらいながら見ました。

「斎藤一はドラゴンボールでいうとベジータ」と言っていましたが、
果たしてそのたとえば合っているのでしょうか。

わたしも知っていたらもっと楽しかっただろうな~と思います。
逆に「ここが変」などと気になってしまうかもしれません。
オリジナルキャラクターの加納惣三郎は明らかに浮いていました。

全体的に駆け足でバタバタしていて、
中身があるようなないようなストーリーでした。
だからといってつまらないわけではありません。
雪組生がるろうに剣心の世界を再現するという、お祭り公演ですね。

キャスト感想つれづれ

ちぎちゃんの剣心、ぴったりでした!
「ござるよ」という語尾がわざとらしくなくて、
ぴったりはまっていました。
もともと日本物は似合っていたものの、
こういうキャラクターものもばっちりですね。

みゆちゃんの薫は喉の調子が悪そうでした。
でもこれはこれでいいかも、と思わせてくれるのが、
咲妃みゆという娘役の力が成せる業なのかもしれません。

大ちゃんの相楽左之助もぴったりでした。
持っていた刀があまりに大きかったので
「原作でもあんなに大きかったの?」と夫に聞いてしまいました。
忠実に再現されているようでよかったです。

咲ちゃんの斎藤一カッコいいですね!
ちょっとスカピンのショーヴランのような佇まいでした。
これでまたファンが増えたんじゃないでしょうか。

美城れんさんは井上馨役と比留間喜兵衛役で登場。
なんか別の公演でも見た気がする…というデジャヴ感がすごいです。
さやかさんが専科にいたのは2014年4月~2016年11月の2年半ですが、
各組のさまざまな公演で大活躍でした。
後から見たら「この頃にはさやかさんがいたんだな~」と思い出すでしょう。

ラストからフィナーレ

「この作品には山場があるのだろうか……」
と不安になっていたところで、客席降りバトルですよ。
「なんか雑じゃない?」と笑ってしまいましたが、
客席のみなさんが大喜びだったので良かったと思います。

その後はあっという間にストーリーが終了し、
なんだかよくわからないけれど丸く収まった感じです。

夫がだいもんを見て「この人歌うまいね」と言っていました。
映像でもその歌唱力は伝わってきますね。

パレードはほとんど劇中の衣装だったものの、
ちぎちゃん、みゆちゃん、だいもんはちょっと違う衣装でした。
和服テイストが入っていて、不思議な衣装でしたね。

恒例の「きずな! きずな!」に加えて、
ラストには剣心の口ぐせ(?)でおなじみの「おろ!」がありました。
ちぎちゃん剣心がみんなとの絆を結んでくれたことは間違いないでしょう。

お知らせ

わたしの小説家デビュー作『成瀬は天下を取りにいく』が新潮社から3/17に発売されます!
滋賀県大津市が舞台の作品で、西武大津店やミシガンが登場します。
読んでいただけるとうれしいです。