今日はエリザベートの東京宝塚劇場千秋楽です。
明日にはすーちゃんとちゃぴが月組にいないなんて信じられません。
二人とも月組にとって大きすぎる存在でした。
個人的な二人への思い出を書いておきます。
ちゃぴの思い出
サヨナラ特別番組を見て、「大きな娘役になったねぇ」と感動しました。
極端に言えば子どもが大人になったぐらいの違いがあります。
最初の頃は認識していませんでしたが、
初舞台の『薔薇に降る雨』も月組初出演の『ラストプレイ』も舞台で見ています。
そしてちゃぴを認識するに至った『スカーレットピンパーネル』。
ルイ・シャルルのときはまだ男役だったんですよね。
トップ娘役に就任した2012年の『ロミオとジュリエット』は静止画でしたが、
ほんとあのときのジュリエットはすごくかわいかったです。
美しさで言うと今のほうが上なのかもしれませんが、
あのときに見せた可憐さとか純粋さみたいなものは素晴らしかったです。
過去の舞台映像を見ていたら、たびたび「もうあれから◯年!?」と驚きました。
100周年もついきのうのことのようですが、4年も経っています。
ちゃぴは2009年のエリザベートの次の大劇場公演から月組に入って、
2018年のエリザベートで月組を去っていくのかと思うとドラマチックですね。
月組を見に行けばちゃぴのパフォーマンスが見られるというのは当たり前のことで、
今回のエリザベートも普通に、
「あぁ、ちゃぴのエリザベートだなぁ」とさらっと見てしまったのですが、
今になってもったいないことをした気がしてきました。
今後も舞台に立ち続けるのでしょうか。
さらなる飛躍が見られそうで楽しみです。
すーちゃんの思い出
舞台とは全然関係ないことですが、
蘭寿さんのお披露目である花組『ファントム』を見に行ったとき、
たまたま宝塚駅の近くですーちゃんが歩いているのを見ました。
わたしが宝塚に行くのはたいてい月組公演中なので、
月組生を見ることがまずなかったわけです。
わたしは最初気付かなくて、
夫が「あれ、すーちゃんじゃない?」と教えてくれました。
至近距離ですーちゃんを見た感想は「細い」でした。
ちょうどファントム公演中ということもあり、このことを思い出しました。
すーちゃんについてもちゃぴと同じぐらい当たり前にいる存在で、
かわいらしい役から憎らしい役まで幅広く演じてくれました。
しかも重要な役が多かったですね。
舞台映像を見ていると「あれもあった、これもあった」と思い出が呼び起こされます。
わたしは『舞音』がけっこう好きなのですが、
あれもすーちゃんあっての作品だったなと思いました。
ちゃぴとすーちゃんが同時に抜けるということ
ちゃぴとすーちゃんのどちらかが卒業でも大きなニュースなのに、
今回二人揃って卒業ということで、月組の印象ががらっと変わりそうです。
2008年のミーマイで彩乃かなみさんと出雲綾さんが卒業したことを思い出しました。
トップスターがそのまま残る流れも同じですね。
一部の例外を除き、タカラジェンヌはいつか卒業していくものではありますが、
ちゃぴとすーちゃんは生え抜きの月組生として長く見ているだけに、やっぱり寂しいです。
新しいトップ娘役となるさくらちゃんのことも好きですが、
ちゃぴと比べちゃうとどうしても分が悪いですね。
彼女らしいトップ娘役になってくれるといいなと思います。
一方、これまでのすーちゃん枠に誰が入るのか気になります。
順当に考えれば次期副組長になるなっちゃんでしょうか。
今後しばらくは
「この役、すーちゃんがいたらすーちゃんだったんだろうな」
なんて思いながら見ることになりそうです。
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