10月29日、BSプレミアムでカンパニーとBADDYが放送されました。
ことしの3月に見たばかりなのに、だいぶ前の公演のような気がします。
BSプレミアムの宝塚舞台は真夜中に放送することが多い気がしますが、
今回は昼間だったので録画しつつリアルタイムで見ていました。
カンパニーの存在感の薄さ
数日前から「月曜日BADDYだな~」と思って楽しみにしていました。
カンパニーの立場は……?という感じですね。
カンパニーは原作の小説が好きで、
劇場で最初に見たときは「面白い!」と思ったのですが、
2回め、3回目と見るうちに「う~ん」と感じるところが出てきて、
今回映像で見ても、ところどころ配慮に欠けると感じました。
とはいえ、個人的には嫌いではないです。
原作のキャラクターに当時の月組生がぴったりはまっていて、
こういう地に足ついた世界も面白いなと思わせてくれました。
「有明製薬合併~♪」のシーンが好きです(序盤!)。
あと、映像で見ると高野悠のいらだちがよくわかる気がします。
バレエの素人が好き勝手言いやがってという感じですよね。
高野の態度も褒められたものではないかもしれませんが、
「そうだよね、帰りたくもなるよね」と肩入れしてしまいました。
BADDY! BADDY!
大いに期待していたBADDYですが、
映像で見ると思いのほかまとまりがよく見えました。
初見では始まってすぐの「ピースフルプラーネット♪」の場面転換で、
「おいおい何が始まるんだ」と思ったものですが、
今回映像で見たらあまりインパクトがありませんでした。
そんな感じで冷静に見ていたのですが、
カオスパラダイスは映像で見てもやっぱりカオスですね。
途中から呼吸するのを忘れて見入ってしまいました。
それとやっぱりインパクト抜群なのは怒りのロケット!
ちゃぴはもちろんのこと、はーちゃんが素晴らしいです。
たぶんグッディーズの通常業務でも、
グッディのことをしっかりサポートしているんだろうなと思わせてくれます。
フィナーレのBADDYは背中に自分の名前がでかでかと書いてあるにもかかわらず、
かっこいいのがすごいなと思います。
カンパニーの「SEI-JI」ペンケースみたいに大事な人が刺繍してくれたのでしょうか。
みやるりのスイートハートも魅力的でした。
当時は「高野とスイートハートでは振れ幅が足りない」と思っていましたが、
最近はフランツを見ていたので十分振れ幅を楽しめました。
BADDYを生で見た記念
BADDYは月組だったためにわたしも生で目にする機会を得ましたが、
他の組で上演していたら映像が初見だったと思います。
映像だとわりと違和感なく見てしまったかもしれません。
BADDYはとにかく終演後の客席のざわめきがすごくて、
このショーをリアルタイムで楽しめたことに感激しています。
夫が「モンパリ誕生90周年って言うぐらいだから、
来年はBADDY誕生1周年じゃない?」と言っていました。
我が家にとっては強く心に残るショーでした。
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