スカイステージで『REON!!Ⅱ』をみました。
きょうから退団公演がはじまる柚希礼音さんのスペシャル・ライブです。
星組に詳しくない自分も楽しんで観ることができました。
「ちえちゃん」の場面
ちえちゃんが自ら作詞したという曲「ちえちゃん」。
彼女のこれまでの人生がまとめられています。
この曲を歌うちえちゃんをバックに
ちえちゃんの家族に扮した面々が歌詞に合わせて寸劇をしています。
お父さんが熱湯をかぶったとか、
お兄さんが倒れてきたテレビで怪我をして頭を縫ったとか、
衝撃エピソードも飛び出します。
お客さんは彼女が作詞したことを知っているんですよね?
知らない人が聞いたらポカーンとなりそうです。
プロの作詞家にはなかなか書けない歌詞です。
最初聞いた時には「すごい歌詞だな」と思ったのですが、
改めて聞いたら胸に迫るものがありました。
レディーレオンのインパクト
文字通りちえちゃんが女装で出てくるシーンです。
なんだかすごいです。
前日の記事で書いた『風と共に去りぬ』の面々なんて
オカマと呼ぶほどではなかったと思いました。
男なのか女なのか、
でもレディーって自分で言っているし女なのだろう、
というかファンはこういう姿を見たいのだろうか、
疑問が脳内をぐるぐるかけめぐるシーンでした。
ハマリすぎのティボルト
ティボルトの衣装姿があまりに自然だったので
ティボルト役もやっていたような気がしてしまいましたが
彼女はロミオ役しかやっていないんですね。
「今日こそその日」はロミオを殺そうとする
ティボルトの狂気の歌ですから
ロミオとは対極に存在する曲です。
この曲を見事に歌い上げるちえちゃんに感嘆しました。
きっとティボルト役をやったとしても
ロミオを圧倒する熱演をしたに違いありません。
主要メンバーの不在
なにか物足りないと思ったらねねちゃんがいないんですね。
ねねちゃんは『第二章』に出演していました。
さらにまかぜも『日のあたる方へ』で主演をしていて不在でした。
固定メンバー以外の絡みが見られるというメリットはありますが
前作の『REON!!』は主要メンバーがみんな揃っていたため、
それと比べるとなんとなく寂しい気もしました。
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