スカーレットピンパーネル感想のつづきです。
「スカピン団」とか「ピンパーネル団」と呼んでしまうものの、
公式には「スカーレットピンパーネルのメンバー」と書いてあるので、
「スカーレットピンパーネル」が集団の名前なんですね。
デュハーストとフォークス
わたしは以前からデュハーストとフォークスが重要だと思っています。
スカピン団の古株で、パーシーの脇を固める役です。
これは組の構造にも通じていて、
組を支えるお兄さんポジションの男役が演じることになります。
今回しーらんとみっきぃだったのは期待どおりで、
キャスト発表の瞬間からもう心配は要らないと思っていました。
しーらんデュハーストもみっきぃフォークスもイケメンですね!
スカーレットピンパーネルの活動をはじめなければ、
パーシーと一緒に遊びまくっていたことでしょう。
そういえばなぜスカーレットピンパーネルを始めたんでしょうね。
突然使命感にとらわれたのでしょうか。
結成秘話も見てみたいです。
せおっちアルマンがすごかった点
せおっちアルマンで最も印象に残ったのは、
ショーヴランに拷問されているシーンです。
倒れるときの「ギェェェェ」が耳から離れません。
藤子・F・不二雄氏の漫画にしか出てこなさそうな悲鳴です。
月組版まさおアルマンはとてもかわいらしい悲鳴だったなぁ、
なんてことも思い出しました。
ショーヴランとの最終決着の前、
アルマンは「死をもって報いるのが当然だ!」と
突然怖いことを言い出します。
甘いアルマンに似合わないセリフだなぁと思っていたのですが、
今回のせおっちアルマンに関しては
「あれだけ拷問を受けたらそう思うよね…」と納得しました。
2010年はショーヴランとアルマンがまさみりの役替わりでした。
せおっちの役づくりがとても良くて、
アルマンも役替わりでできるような役ではないと思いました。
手に汗握るスカピン団
新生スカピン団を結成してさっそくフランスに向かう一同は、
船上で「炎の中へ」と歌いながら仮の姿に着替えます。
わたしが見たときにはパーシーの着替えが間に合わなくて、
ハラハラしながら見ていました。
結局ぎりぎり上着を羽織ったような姿でした。
デュハーストとフォークスが安全ベルトを付けて、
はしごに乗るところも変わっていません。
別の団員が安全ベルトを締めるのを手伝ったり、
はしごを手で押さえたりとサポートしているところがツボです。
あと、特筆すべきは「男とお洒落」の新衣装でしょう。
以前より派手になっていて、帽子にも動物の角が生えています。
「どんなゴージャスな上着も着こなしてみせるのさ」と言っていますが、
それって本当に着こなせてる?と思ってしまうようなゴージャスぶりです。
執事のジェサップさんも以前よりノリノリでした。
一緒に仮装したかったんじゃないかな…と思ってしまいました。
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読んでいただけるとうれしいです。