2018年6月30日にNHKBSプレミアムで放送していた、
雪組『ひかりふる路/SUPER VOYAGER』を見ました。
宝塚大劇場で一度だけ見たのが2017年11月30日だったので、
ちょうど7ヶ月ぶりに見たことになります。
ひかりふる路ふたたび
劇場で見たときには
「前半はよくわからなかったけど、
ロベスピエールが闇落ちしてから面白くなった」と思っていました。
でも今回見るのが2回目で、後半どうなるか知っているからこそ、
最初のほうから胸に迫るものがありました。
以前からネットでたびたび
「衣装に斜めのラインが入っている人は処刑される人」
という説を見かけていました。
意識して見てみると多くの人に斜めのライン入ってますね。
でもどんな気持ちであの服を着てるんだろうと思ったらちょっと面白くて、
好き好んで着ているとしたら流行りすぎですし、
「このライン入ってる人めっちゃ処刑されてるし縁起悪すぎやろ」
って気付く人がいてもおかしくないと思ってしまいました。
あるいはテレビのテロップみたいな感じで、
当人たちには見えていないのかもしれません。
だいもんがすごい
映像ではだいもん演じるマクシムの表情がはっきり見えます。
「苦悩」という言葉で表現するのは軽すぎるのかもしれません。
つらいということがこれでもかと伝わってきて、胸が締め付けられました。
ダントンと対峙する食卓のシーン、
あのがっくりうなだれる姿勢から醸し出されるものがすごすぎます。
部屋を出ていく直前の泣きそうな顔がたまりません。
もうその後はボロボロで「追い詰めすぎ」と思いながら見ていました。
「至高の存在の祭典」なんて、
見ているだけで「うわー」と声が漏れてしまうような苦しさでした。
それでラストの牢獄のシーン、
マリーアンヌとのデュエットからのキスからの背中を押す流れ、
もう全身がかゆくなるような名シーンですね。
マクシムがキスするときの一瞬の逡巡が素晴らしいです。
そんな重い「ひかりふる路」が終わり、
数分後にはじまった「SUPER VOYAGER」との落差に面食らったので、
劇場での幕間は重要な時間なのだなと実感しました。
続けて見たら「ひかりふる路」ラストでマクシムが上っていった階段から
「SUPER VOYAGER」だいもんが降りてきたみたいでちょっと面白かったです。
演出家プリズムの一挙放送
2018年8月にスカイステージで演出家プリズムが再放送されます。
2013年~2014年に初回放送されたもので、
見たり見なかったりだったので、このたびしっかり見たいと思っています。
時間はすべて13:30から。
8/1 演出家プリズム~未来への扉~#1「植田景子」
8/3 演出家プリズム~未来への扉~#2「稲葉太地」
8/7 演出家プリズム~未来への扉~#3「上田久美子」
8/8 演出家プリズム~未来への扉~#4「小柳奈穂子」
8/10 演出家プリズム~未来への扉~#5「藤井大介」
8/13 演出家プリズム~未来への扉~#6「野口幸作」
8/14 演出家プリズム~未来への扉~#7「齋藤吉正」
8/15 演出家プリズム~未来への扉~#8「生田大和」
8/16 演出家プリズム~未来への扉~#9「田渕大輔」
8/17 演出家プリズム~未来への扉~#10「大野拓史」
どの回も見たいのですが、生田先生がヨーヨーを披露する回をずっと見直したくて、
ぜひとも再放送してほしかったので、とてもうれしいです。
8月15日の13:30から、忘れずに録画しておこうと思います。
お知らせ
わたしの小説家デビュー作『成瀬は天下を取りにいく』が新潮社から3/17に発売されます!滋賀県大津市が舞台の作品で、西武大津店やミシガンが登場します。
読んでいただけるとうれしいです。