1回目観たときには「カンパニー最高! BADDYよくわからん!」
という感想だったのですが、
2回目を見たらまたちょっと印象が変わりました。
お芝居とショーが絶妙な組み合わせだったと思います。
カンパニーは初回が一番面白い
カンパニーは最初に観るときが一番面白くて、
BADDYは最後に観るときが一番面白いと思います。
カンパニーはどうしても説明が多いので、
2回目に見ると「その説明聞いたよ」と思ってしまうのです。
話の流れもわかっているので、
初回ほどの楽しさはないかなという感じ。
客席から漏れる笑い声も減っていました。
たとえば青柳がルイ14世のことを話すくだり、
相手が『All for One』でルイ14世を演じたちゃぴということで
初日の翌日に観たときには笑いが起こっていたのですが、
今回はほとんど笑いがなかったです。
(わたしのまわりだけかもしれませんが)
逆に瑞穂先生が煙草を吸おうとして注意されるところ、
1回目にはほとんど笑いがなかったのに今回は笑い声が聞こえて、
みんなBADDYを連想したのだろうなと思いました。
でも決してつまらないというわけではないです。
前回気付かなかった細かいところも観られて楽しめました。
BADDYって悲劇じゃないか
『BADDY』の本編って悲劇ですよね。
それがフィナーレの大団円ですっかり塗り替えられてしまって、
あの悲しいラストを忘れてしまうような気がします。
変なたとえですが、陣痛の痛みを忘れてしまうような感じ。
すごくいろいろあったはずなのに、
フィナーレの幸せなどんちゃん騒ぎが余韻に残ります。
今回はせんすがたばこに変わる瞬間をちゃんと見ました。
なんで前回見逃したんだろう?と思うぐらいちゃんとやっていましたね。
「あんなおもちゃがあったら面白そうだな~」と思いましたが、
いまの時代たばこのおもちゃはNGかもしれません。
たばこではない何かに変わる仕掛けになったら面白いですね。
スイートハートさんの破壊力
1回目の感想で、
「みやるりの高野悠とスイートハートは振れ幅が小さくて物足りない」
なんて書いたのですが、そんなこともないですね。
スイートハートは場面ごとにいろいろな表情を見せてくれていて、
見ていてとても楽しかったです。
今回はスイートハートの登場シーンをしっかり見るぞ!と思って、
ライトが当たっていないときからオペラグラスを構えていました。
悩ましい投げキッスが見られてとても幸せでした。
面倒くさそうにパスポート偽造しているところもいいですね。
なぜあれをレッスンしようとしたのでしょう。
あとは女装姿が美しすぎる!
ずっと太ももばかり見てしまいました。
ほかにも書きたいことを帰りの電車でちゃんとメモしてきたので、
またコツコツと発表していきます。
お知らせ
わたしの小説家デビュー作『成瀬は天下を取りにいく』が新潮社から3/17に発売されます!滋賀県大津市が舞台の作品で、西武大津店やミシガンが登場します。
読んでいただけるとうれしいです。