※当サイトにはアフィリエイト広告が含まれます

moon月組『All for One』の感想つづきです。
娘役のみなさんも個性を活かした役を演じています。
いつも「月組はお姉さんばかり目立って…」なんて言っていますが、
じわじわと世代交代しているように感じました。

わかばちゃんとくらげちゃん

特筆すべきは、「くらげ>わかば」だった点です。
スチール写真などはまだわかばちゃんのほうが上ですが、
役の大きさでいえばくらげちゃんのほうが上です。

これまでずっと「わかば≧くらげ」だったので、
今回の逆転現象は面白いと思いました。

わかばちゃんも決して目立たないわけではないのですが、
どうしても6人のうちの1人という印象を受けます。

一方くらげちゃんは変わり者のスペイン王女で、
コミカルな演技を見せていました。

くらげちゃん、新人公演ではコマちゃんの役なんですね。
専科の男役が演じる女役ということで、かなり難しそうです。
あの押し出しの強さに近づけるでしょうか。

娘役全体を見て

ルイ14世の母すーちゃんは、いかにもすーちゃんらしい役です。
コメディの世界に入ったキャピュレット夫人という感じでした。
組長が演じる役としてはとても合っていると思います。
もしも花瀬みずかさんがやったら全然違う雰囲気になっただろうな、
と思いながら見ていました。

乳母のなっちゃんも既視感のある役です。
とてもよく似合っていました。

さち花ちゃんにしては役が小さいな、と思ったらエトワールでした。
これで帳尻を合わせてきたのかな?と思ってしまいました。
せりちゃんとの夫婦はとてもお似合いです。

娼婦メンバーに咲希あかねちゃんがいなくて、
「ちゅーちゃん退団したんだなぁ…」と思いました。

酒場の女将がたんちゃんだったことに新しさを感じました。
代役ではあるものの香咲蘭ちゃんがいつもより目立つ位置にいた点も、
ちょっと新しい印象がありました。

美園さくらちゃんが天使

6人セットで出てくるマザランの姪たち。
わかばちゃん、はーちゃん、時ちゃん、
麗泉里ちゃん、小雪ちゃん、さくらちゃんの6人です。

みんなそれぞれかわいいのですが、
中でも美園さくらちゃんが天使のようにかわいいです。
もともとお気に入りなので目に留まるのだと思いますが、
しぐさのひとつひとつがかわいすぎます。

新人公演はマリア・テレサ役ですね。
さくらちゃんバージョンの肖像画も用意されるのでしょうか。
シーンごとカットされてしまうかもしれませんが。

←感想その3へ  感想その5へ→

お知らせ

わたしの小説家デビュー作『成瀬は天下を取りにいく』が新潮社から3/17に発売されます!
滋賀県大津市が舞台の作品で、西武大津店やミシガンが登場します。
読んでいただけるとうれしいです。