柚香光さんがすてきなのはずっと前からわかっていたことですが、
舞台で動く姿を見て本当にかっこいいことがわかりました。
今回花組を観劇したことによる一番の収穫です。
生の舞台だからこそ、伝わるものがあるんですね。
柚香光さんのこと
れいちゃんをはじめて知ったのは音楽学校の卒業式の写真でした。
どこかの新聞社のサイトにれいちゃんが映っていて、
「この人はだれ?」と話題になっていたのを覚えています。
一目見たら忘れないお顔だったので、
初舞台公演の宙組「Amourそれは…」を観に行ったときに
「あの写真の子だ!」と唯一見つけることができました。
いまとなってはもっと他の子も観ておきたかった!と思いますが、
当時はあーさもまゆぽんもちゃぴも知りませんでした。
れいちゃんだけでも見られたのでよしとします。
成績順はあまり上の方ではなかったので、
路線に乗るのかな?と気になっていたのですが、
あっというまにスターになっていましたね。
スカイステージではよく見ていたものの、
活躍している舞台を観るのは今回がはじめてでした。
れいちゃんに目がいってしまう
オープニングでさっそくれいちゃんに目を奪われました。
なんというか、スターの風格がすごいんですよ。
思わず目がいってしまって、もっと見ていたいと思うような姿です。
月組ではみやるり、宙組ではまかぜにオペラを持っていかれていますが、
花組ではれいちゃんでした。
フルドリ役のれいちゃんは、ツブラメ役のマイティーと幼なじみという設定。
声が出せないツブラメの通訳みたいなこともしています。
ちょっと狙いすぎじゃないの~なんて思ってしまう設定ですが、
ふたりが本当に仲良さそうで、素直に受け取ったほうがいいなと思いました。
ひそかに想いを寄せるイサカをお祭りに誘うシーンもベタベタな演出でした。
笑いのスイッチが入っていたのもあって、顔がニヤニヤしてしまいました。
歌があまりうまくないらしいというイメージがあったものの、
そこまでひどいわけではなく、問題なく聞けました。
ショーでも大活躍
『Santé!!』ではコックさんになったり、カンカンのお兄さんになったり、
女装したり、正統派の黒燕尾を着たりと、いろんな姿を見せてくれました。
パレードの階段降りも堂々とした姿でしたね。
もう少し大きな羽根でもいいんじゃない?というような小ぶりな羽根でしたが、
それも気にならないようなスター性を感じさせてくれました。
ますます男役芸に磨きをかけていったら恐ろしいことになりそうです。
『はいからさんが通る』も話題になること間違いなしですし、
男役10年を迎える柚香光さんが楽しみでなりません。
お知らせ
わたしの小説家デビュー作『成瀬は天下を取りにいく』が新潮社から3/17に発売されます!滋賀県大津市が舞台の作品で、西武大津店やミシガンが登場します。
読んでいただけるとうれしいです。