※当サイトにはアフィリエイト広告が含まれます

star2017年5月18日付の読売新聞に、
安蘭けいさんのインタビュー記事が載っていました。
とうこさんのターニングポイントは、
2008年の『スカーレットピンパーネル』だったそうです。

スカーレットピンパーネル初演

各界の著名人が自身のターニングポイントについて語るこのコーナー。
とうこさんがスカピンについて語っていて、なんだかうれしくなりました。
思いがけず気になる人が出てくるとうれしいものですね。

稽古中は手ごたえがなかったそうで、
「本当に面白いのかな?」と思っていたのだとか。
なぜかというと、2幕はほとんどグラパンの姿で、
宝塚の男役らしい姿があまり出てこないからだそうです。
これを読んではじめて「たしかに!」と思いました。

しかし初日で第1幕の終わりに起こった拍手の「圧」がすごくて、
これなら大丈夫だと確信したといいます。

第1幕終わりの大ナンバー「謎解きのゲーム」は本当にいいですよね。
あのシーンは何度見ても鳥肌が立ちます。
初演の初日に立ち会った人は圧倒されたことでしょう。

とうこさんといえばスカピン

とうこさんは長く2番手を務めていろいろな役をやったために、
トップになったときにやりたい役があまりなかったそうです。
スカピンで憧れの海外ミュージカルを演じて満足し、
「もうやめてもいいかな」と思ったのだとか。

今後もとうこさんはスカピン初演とともに語られることでしょう。
それぐらいインパクトのある作品で、見事な役目を果たしてくれました。

記事ではふるさと滋賀県湖南市についても語っています。
わたしは現在滋賀県に住んでいますが、湖南市からは少し遠いです。
たまたまとうこさんの出身校である甲西高校の近くに行ったときには、
「ここにとうこさんが通っていたのか…!」と感動しました。
空が広くて、とても気持ちのいい場所でした。
その雰囲気がとうこさんのお人柄につながっている気がしました。

もしも星組ファンになっていたら

わたしの初観劇は湖月わたるさん時代の星組です。
とうこさんは2番手でした。
当時宝塚を全然知らなかったわたしでも、
「この人歌上手いな!」と思ったものです。

その後いろいろな組を見て、
霧矢大夢さんを好きになって月組ファンになるのですが、
星組ファンになっていてもおかしくなかったと思います。

でも星組ファンだったら途中でチケットが取れなくて、
宝塚ファンから脱落していたかもしれません。
あるいは真面目で熱心なファンになっていた可能性もあります。

宝塚ファンひとりひとりにこういうエピソードがあると思うと面白いです。
タカラジェンヌだけでなく、ファンにもそれぞれドラマがあるのでしょうね。

お知らせ

わたしの小説家デビュー作『成瀬は天下を取りにいく』が新潮社から3/17に発売されます!
滋賀県大津市が舞台の作品で、西武大津店やミシガンが登場します。
読んでいただけるとうれしいです。