花組の大劇場ラインアップが発表されました。
再演続きのみりおに久しぶりのオリジナル作品、
しかも話題を呼びそうな作品です。
上田久美子先生も気合いが入っていることでしょう。
みりおが奴隷?
『金色の砂漠』はあらすじを見る限り、
みりおが奴隷で王女のかのちゃんに虐げられながらも
心惹かれてしまうというストーリーみたいです。
なんとなく『王家に捧ぐ歌』を連想しましたが
特定の国が舞台というわけではないんですね。
あらすじの最後には思わせぶりなことが書いてあります。
最終的に王女と奴隷に血縁関係があったことがわかるみたいな
ありがちなお話なのかな~と思ってしまいますが、
上田久美子先生のことだから何か秘策があるかもしれません。
こんなふうにワクワクさせてくれる演出家というのもいいですね。
日本物のレビュー
前物は原田諒先生の『雪華抄』、日本物レビューですね。
『新源氏物語』をやったばっかりのような気もしますが
平安絵巻と日本物レビューとでは趣が違うのでしょう。
「現代風なエッセンスを加え」とも書いていますし、
新しい試みがあるのかもしれません。
ショーは「雪」、芝居は「砂漠」ということで
対照的な印象があります。
フィナーレはどうなるのかな
前がレビュー、後がお芝居という公演はときどき見られます。
その場合はお芝居にフィナーレがついていて、
最後に大階段を下りてくるということが多いです。
今回もそのようになるのではないでしょうか。
ただ、この話はどう見てもハッピーエンドになりそうにありません。
「トラジェディ・アラベスク」ですからね。
ベルばらやロミジュリのように
主人公が死んでも復活するのは宝塚のお約束ですが
『金色の砂漠』がどのように切り替えてくるのか興味があります。
お知らせ
わたしの小説家デビュー作『成瀬は天下を取りにいく』が新潮社から3/17に発売されます!滋賀県大津市が舞台の作品で、西武大津店やミシガンが登場します。
読んでいただけるとうれしいです。