スカイステージで月組『飛鳥夕映え』の
新人公演ステージトークが放送されていました。
2004年ということで、ちょうど90周年の年ですね。
みっちゃんが若いような、いまと変わらないような…。
もっと早く観ていたかった
『飛鳥夕映え』は2004年の上演作品で、
彩輝直さんの大劇場お披露目公演であり、
映美くららさんのサヨナラ公演です。
新人公演主演は北翔海莉さん・城咲あいさんのコンビでした。
わたしはまだ宝塚観劇デビューする前です。
よく考えたらわたしはいきなり大劇場だったんですね。
テレビやDVDで見たのがきっかけという人も多いですが、
わたしは初めて観たのが生の舞台でした。
たぶん宝塚をいつ見始めても
「もっと早く観ておけばよかった」と思うことでしょう。
わたしもこのころから月組を観ていたかったです。
次が『エリザベート』ですからね。
がいちフランツ・きりやんルキーニを見たかったです。
城咲あいちゃん
わたしは城咲あいちゃんが大好きでした。
舞台では大人っぽい雰囲気なのに、
素の状態はとてもかわいらしくて面白いキャラクターなんですよね。
ミーマイのジャッキーも良かったです。
さらに込み入った話をすると
「あいちゃんでもトップ娘役になれないのか!」と知ることで
宝塚ファンの階段を一つ昇った気がします。
わりと初心者のころって
「この人もトップになるんだろうな~」
と無邪気に信じていることがあると思います。
宝塚人事は必ずしも予想どおりにはなりません。
そんな厳しさを教えてくれたのがあいちゃんだった気がします。
当時の空気はわからない
ネットで調べれば過去の舞台歴は一瞬でわかります。
しかし、そのときの空気というのはわかりません。
たとえば現在、宝塚のブログ村やTwitterを見ると
宝塚ファンの多くが思っていることがなんとなくわかります。
Xさんは将来トップになると思われているとか、
Yさんはちょっと厳しいとか、そういう空気です。
しかし過去の空気まではわかりません。
当時からつけているブログがあっても、あくまでその人の見解です。
複数の見解を拾うのは難しいです。
わたしがなぜこんなことを思ったのかというと、
みっちゃんの持ち味がすでに別格キャラで
「トップになると思われていたのだろうか…」
と思ってしまったからです。
いつしか「みっちゃんをトップにしないなんてもったいない!」
という空気になっていましたが、
もっと前には疑っていた人が多くいたはずです。
リアルタイムの空気を味わうのも
宝塚ファンの醍醐味なのかもしれません。
お知らせ
わたしの小説家デビュー作『成瀬は天下を取りにいく』が新潮社から3/17に発売されます!滋賀県大津市が舞台の作品で、西武大津店やミシガンが登場します。
読んでいただけるとうれしいです。