『宝塚おとめ』には各生徒の出身校が書かれています。
いかにもお嬢様学校という感じの学校から市立中学までさまざまです。
個人情報に厳しいご時世、秘密にしたい人はいないのだろうかと思いつつ
「この人とこの人は同じ学校なのか」などと楽しんでいます。
女子校出身者の特徴
最近『女子漂流』という本を読みました。
女子校出身の中村うさぎさんと三浦しをんさんが
女子について語る対談本です。
この本を読んで
「そういえばタカラジェンヌも女子校育ちが多いな」
と思いました。
共学出身者でも、宝塚音楽学校は女子校ですから
2年間は女子校生活を送ることになります。
本文中でうさぎさんとしをんさんが
「女子校出身者はなんでもかんでもズケズケ言う」
と話しています。
スカイステージでタカラジェンヌ同士のトークを見ていて
「そんなこと言っちゃうの?」と思うことがあるので
一理あるのかもしれません。
良家の子女
その昔、小林一三氏が
「宝塚歌劇は良家の子女に高等なる音楽教育を施した
“生徒”によってなされるものである」
とおっしゃったそうです。
今でもタカラジェンヌというのは
お金持ちのお嬢様というイメージですが
実際のところどうなんでしょう。
お金持ちにもピンからキリまでありますからね。
学校名だけで膨らむ想像
わたしは共学しかない田舎で育ったので
都会にある私立の学校名を見てもどんな学校か知りません。
「△△女学院」とかキリスト教系の横文字が入っている学校名だと
いかにもお嬢さまが行きそうな学校だなと思ってしまいます。
反面「市立○○中学校」と書いてあるのを見ると
庶民的な家庭で育ったのねと勝手に親近感を持ってしまうことも。
お金持ちでも市立の中学に行くことはあると思うんですけどね。
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