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moon月組『All for One』千秋楽映像をみました。
たまきちの最後の挨拶から、
とても充実した公演だったことが伝わってきました。
東京公演も楽しみですね。

コメディ作品としてのAll for One

ネタバレを回避するあまり、断片的な映像になっています。
未観劇の人はいつもに増して意味がわからなそうです。

たしかにコメディ作品なんでしょうけど、
コメディと言ってしまうと笑いのハードルが上がってしまいます。

これはわたしが笑えなかったから文句を言っているわけではなくて、
コメディというところに引きずられると、
作品の良さがぼんやりしてしまってもったいないと思ったのです。

初見でベルナルドの壁のくだりがしつこいと思ったのは、
ウケ狙いで書かれた脚本だと思ってしまったからです。
二回目はコメディだと思わずに見ていたら、
ルイーズにご執心でそういうことを言っているのだとわかって、
それほどいやな感じがしませんでした。

退団者挨拶

小雪ちゃんの退団は本当に残念です。
最後に「きょうはとても緊張しました」と言っていたのですが、
下級生特有の幼さみたいなものがなくて、
「ほんとに緊張してる?」と思ってしまいました。

マザランの姪としてくるくる動いているところがかわいくて、
もうちょっと見ていたかったなぁと思いました。

ジョーはもっとしゃべりたそうでした。
不思議な魅力があって、舞台でもついつい見てしまう生徒さんです。
今回の公演でソロがなかったのは残念でした。
というより、めったにソロがなかったですね。
もっとあの美声を聞きたかったものです。

ジョーの美声が堪能できる作品と言えば『Misty Station』!
一樹千尋さんと一緒に女装で歌っていました。
このたび一樹千尋さんが出演している公演で退団するというのは、
ちょっと意味深いものを感じます。

たまきちの挨拶

コメディ作品はお客様の反応がダイレクトに感じられることから、
改めて芝居の楽しさを知ったというたまきち。
今回もよどみなく、優等生な挨拶でした。

千秋楽の客席参加は三銃士の掛け声でした。
「宝塚をひとつに」というたまきちの声に、
観客が「One for All! All for One!」というと言うもの。
セリフが長くてちょっと言いづらそうでしたね。

そのあとの
「これで宝塚がひとつになりました~」
というたまきちのセリフが、なにかの教祖様のようで笑ってしまいました。

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