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moon月組『All for One』2回目観てきました。
何度も見に行くわけではないのに、もうすぐ終わりと思うと寂しいです。
1回目は「あまり笑えない」という感想になってしまいましたが、
2回目は素直に楽しむことができました。

ちょっと泣けたシーン

うるっときたのはラストの大団円のシーンです。
せりちゃんビゴーとさち花ちゃんのシモーヌが、
うれしいながらも、ちょっとだけ寂しそうな顔をしていました。

我が子のようにかわいがってきたジョルジュと、
思わぬ形で別れることになったわけですから、
手離しで喜べないというのが本音だと思います。

とはいえ、剣戟一座はマリア・テレサのお気に入りですし、
今後も出入り業者として会う機会があるのかな?と、
ポジティブに解釈しようと思います。

フィナーレが楽しい

『All for One』はフィナーレが素晴らしいですね。
こういう普通のフィナーレが見たかった!という感じでした。

「普通じゃないフィナーレって何?」と思われそうですね。
思い浮かぶのは2012年『ロミオとジュリエット』です。
あのフィナーレは曲や衣装が全体的にちょっと変だったと思います。

それはともかく、今回のフィナーレはどのシーンも楽しかったです。
みやるりも二番手として大活躍でしたね!

わたしは『カルーセル輪舞曲』のテキーラのシーンが気に入っていて、
特に男役の肩についている布が大好きでした。
今回のフィナーレの男役群舞では腰に布がついていましたね!
見たいところばかりで、どこに注目していいかわかりませんでした。

ロケットにおだちんがいることを知らなくて、
「ジョルジュがいるー!」とちょっとびっくりしてしまいました。
学年的にはロケットにいてもまったく不思議ではないのですが、
なぜか出ていないと思っていました。

わかりやすいストーリー

帰り道、近くにいた人たちが「吉本みたいやった」と話していました。
吉本新喜劇のように、ストーリーが読めたということみたいです。
たしかに『All for One』はわかりやすいお話でした。

最初観たときには、
「アーネストインラブみたいなどんでん返しがあるのかな?」
と思っていたのですが、そんなことはなかったですね。

スカイステージなどの前情報でコメディと知っていたものの、
まったく知らずに見たら死亡フラグに感じるようなことも言っていますね。
うろ覚えですが「解決したらルイーズと暮らそう」みたいなところです。

『All for One』はハッピーエンドで「よかった~」と思ったのに対し、
『邪馬台国の風』では「死なないの!?」と思ってしまいました。
作品のテイストで感想が左右されるものだとわかりました。

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