宙組『王家に捧ぐ歌』博多座バージョンを見ました。
キャストの中でも一番気になっていたのは、
アムネリス役の「しーちゃん」こと彩花まりちゃんです。
全体的に大劇場版と比べてあまり変化がなかったように思います。
全体的に思ったこと
人数が少なくなったものの、大劇場版とあまり変わらないですね。
ラダメス、アイーダ、アムネリス以外はセリフが少ないので、
それほど変わらない印象を受けたのかもしれません。
劇場で観るとやっぱり少ないと感じるかと思います。
大劇場のお披露目公演からは1年弱経っていますが、
まぁみりコンビはお披露目時点で完成度が高かったために
あまり変化がなかったように感じました。
ストーリーを知っていても、やっぱりラストはぐっときますね。
ハッピーエンドではないはずなのに、どこか幸せそうなところがいいです。
しーちゃんのアムネリス
大劇場のうららちゃんアムネリスとどうしても比べてしまいます。
予想どおり美貌はうららちゃん、歌はしーちゃんという印象で、
どちらがいいとは一概に言い切れません。
アムネリスに何を求めているのかによって、評価が分かれるところでしょう。
どちらにもどちらの良さがあると思います。
これまでアムネリスにはなんとなく悪役のイメージがあったのですが、
しーちゃんアムネリスを見て悪役ではないのだと気付きました。
エジプト王女としての気高さがよく現れていたと思います。
語弊のある言い方かもしれませんが、あまり目立たないのも良かったです。
もともと娘役トップの役なので出番がかなり多いにもかかわらず、
しーちゃんアムネリスはそんなに出番が多いと感じませんでした。
ご当地方言はうれしいのかな…
博多座ならではのアレンジとしては、
「エジプトはすごか エジプトはつよか」が挙げられます。
こういう方言ネタを見ると、
地元の人はどんな気持ちなのだろう…といつも思ってしまいます。
たとえば静岡公演で登場人物が「だら?」と言ったとして、
わたしは「そういうのはいいから」と思ってしまうタイプです。
でも静岡出身のみりおが言ったらうれしいかな、なんて思います。
ダブルスタンダードですみません。
最後にまぁ様も「みなさま、まっとうけん」と言っていました。
九州出身のまぁ様なので、これには納得です。
というよりわたしがひねくれ者なだけで、
大半のお客さんは誰が言ってもうれしいのかもしれません。
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