きのうの記事で「たまきちはいつのまにかトップになっていた」
ということを書きました。
これと対照的に、べにーはじわじわトップらしくなっている気がします。
インタビューからは星組への愛を感じました。
スカイステージとべにー
「はじまりの時~新生星組 紅ゆずる~」を見ました。
プレお披露目の『オーム・シャンティ・オーム』に対する意気込みや、
トップスターの重みについて語っています。
スカイステージでのべにーはしゃべりが達者で、
いつも楽しませてもらっています。
しかし「はじまりの時」では終始真面目でした。
番組の特性もあるかと思いますが、
トップスターとしての責任を感じているようにも感じました。
「はじまりの時」で印象に残った点
実際に「劇団から言われたときには重みを感じた」と話すべにー。
喜びというよりは責任がのしかかってきたと言います。
みっちゃんからは「体調だけは気を付けて」と言われたのだとか。
「体調不良で休演したことのあるべにーにそれ言っちゃう?」
と思ってしまいましたが、みっちゃんは親身に心配して言っているのでしょう。
健康第一はもっともなことですし、深い意味はないのだと思いますが、
わたしが同じ立場でそれを言われたら、ぐさっときそうです。
話を元に戻します。
あーちゃんのことは星組に入ってきたときから印象が強かったのだとか。
「(あーちゃんの)相手役をさせていただくことになって」と、
べにーがへりくだっているのが面白かったです。
星組生のことは甘やかすのではなく、
ほめて伸ばしたいと言っていました。
否定から入るのではなく、
ほめて「こうしたらもっとよくなる」と言うようにしたいとのこと。
理想の上司みたいですね。
「伝統ある星組をどうぞよろしくお願いします」という言葉も出たように、
べにーは特に星組に対する思い入れが強いのだろうと感じました。
二人の生え抜きトップスター
たまきちがいつのまにかトップになっていたと感じるのは、
二番手時代が短かったという要因もあると思います。
べにーは二番手時代が長かったので、
「やっとトップになったね!」という感じがします。
二番手時代はおいしい役が多いものです。
わたしが観た『ガイズ&ドールズ』も『桜華に舞え』も、
べにーがとても良い仕事をしているように感じました。
奇しくも近い時期にトップスターになった、べにーとたまきち。
それぞれ生え抜きトップスターとして、
組を引っ張っていってくれることでしょう。
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