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moonスカイステージで月組『ロミオとジュリエット』
みりおロミオ版を見ました。
トラウマというとまた違うのかもしれないのですが
劇場で観たときの不安な気持ちが思い出されました。

収まりの悪さ

率直に言って、みりおロミオは素晴らしかったです。
文句のない美しさも、苦悩して悶々とする様子も、
愛ゆえに突っ走ってしまうところも、ぴったりハマっていました。

だからこそ
「この人トップスターじゃないのに、なんでこんなに完璧なロミオなの」
と、すごく収まりの悪い気持ちになったのです。

まさおのロミオもかなり似合っていました。
月組版ロミジュリがまさおロミオだけだったら
「素敵なロミオだった~」ということで終わっていたでしょう。

またまさおのティボルトが素晴らしかったんですよね。
宝塚歌劇にはトップスターという立ち位置があって、
ロミオとジュリエットのロミオは明らかにトップスターの役で、
にもかかわらずトップスターじゃない人がロミオをしている…という状況に
非常に混乱したものです。

準トップスターという存在

みりおは準トップスターであって二番手ではありませんでした。
だから主役をやってもいいという特例なのでしょう。

発表されたときには「なんじゃそりゃ」という感じでした。
しかしわたしはきりやんの次のトップスターが
まさおを飛び越してみりおなんじゃないかと本気で思っていたので
準トップ制度には妙に納得してしまったものです。

当時は落としどころが判らなくて
「まさおが退団するまで役替わりなのだろうか…」と不安でした。

しばらくして花組にみりおが異動することになって
準トップ制度は突然終わりを告げました。

さらに再演しそうで怖い

みりおはもう一度ロミジュリやりそうですね。
花乃ちゃんの退団後、新しい娘役トップとのお披露目かも…?

2010年星組、2011年雪組、2012年月組、2013年星組ときています。
花組はまだやったことがないのであり得ますね。
期間も空いているので上演しごろかもしれません。

しかし「みりおトップ再演しすぎ問題」があります。
果たしてどうなるでしょうか。

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