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snowBSプレミアムで『星逢一夜』を見ました。
とにかく泣けると評判だった『星逢一夜』。
物語を見てほとんど泣くことのないわたしも泣くのか…?
と期待していました。

星逢一夜の感想

ダイジェストでだいたいストーリーは判っていたものの
全編見るのははじめてです。

見終わった率直な感想は「こりゃひでぇ話だな」でした。
救いがないですよね。

あまりに「泣ける」「泣ける」と言われていたので
全力で泣かせに来ている話かな?と思っていましたが
変に泣かせようとしている話ではありませんでした。

無理にいい話にしようとしているわけではなく
すっきりまとまった話だったのは良かったです。

それにしても悲しすぎるんですよね。
ベルばらにしても1789にしても革命は成功するわけで
革命が成功しないとこんなにキツいんだということが
よくわかった物語でした。

同じキャストが演じる子ども時代

子ども時代がこんなに長いとは知りませんでした。
冒頭30分近く子ども時代ですね。

通常子ども時代は別の下級生が演じることが多いので
なんで主要キャストが子ども時代をやっているのかな?
と思っていました。

これだけの尺をやるとなると
やはり主要キャストがやるしかないですね。

逆にこんなに子ども時代やる必要ある?とも思ったのですが
晴興と蛍村の接点を考えると子ども時代しかないのかな、
という気もしました。

みゆちゃんの演技に脱帽

一番印象に残ったのは一揆が終わった後の
晴興と泉の櫓のシーンです。

わたしが言うまでもなく多くの人が評価していることでしょう。
みゆちゃんの演技がすごすぎます。

3人の子どもがお母さんを探しに来るところは
さすがに目頭が熱くなりますね。
その後の晴興の「からかっただけじゃ」がまた絶妙です。

宝塚版ベルばらでマリー・アントワネットが
子どもがいるから逃げないみたいなことを言うシーンには
「ホントかよ」と突っ込みたくなってしまいます。

これに対して星逢一夜では
子どもが大事なのだということがよくわかりますし、
源太のことも深く想っていたのだと感じさせてくれました。

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読んでいただけるとうれしいです。