雪組の『Dramatic “S”!』初日映像を見て、
「『ラプソディックムーン』の衣装だー懐かしいなー」
と思ったわけですが、
頭の中で『ダンスロマネスク』と混じっていました。
ラプソディックムーンの勘違い
『Rhapsodic Moon(ラプソディック・ムーン)』は2010年、
『Dance Romanesque(ダンス ロマネスク)』は2011年に、
月組で上演されたショー作品です。
『Dramatic “S”!』の中詰めの衣装に見覚えがあって、
「ラプソディックムーンだ!」と思ったのですが、ちょっと違いました。
咲妃みゆちゃんが着ている、
ピンク色で胸の部分が黒い衣装がラプソディックムーンで、
組子のみんなが着ているピンク色の衣装はダンスロマネスクです。
ラプソディックムーンも『Dramatic “S”!』も同じ中村一徳先生なので、
全体的にラプソディックムーンだと思い込んでしまったのですが、
ラプソディックムーンの組子の衣装はオレンジ色でしたね。
きりまり時代を思い出す
この機会に改めて『ラプソディックムーン』と
『ダンスロマネスク』を見直してみました。
なんとなく似ていると思っていた二作品ですが、
当然のことながら、よく見たら全然違いますね。
比較的オーソドックスなショー作品という共通項はあるでしょうか。
霧矢大夢さんと蒼乃夕妃さんのきりまりコンビも息がぴったりで、
いずれも初心者に安心して見せられるショーだと思います。
まさみりコンビがそろっているのもこの時代の良さです。
この二人を当たり前のように見ていたという贅沢!
わたしの宝塚ファン人生における宝物の一つと言えそうです。
いまの月組を思う
ラプソディックムーンもダンスロマネスクも、
劇場で観たのがつい最近のように感じてしまうのですが、
いずれも6~7年の歳月が過ぎています。
月組のメンバーもかなり入れ替わりました。
何より現トップスターたまきちがほとんど出ていませんからね。
もちろん出演してはいるのですが、
なんとなく映像を見ているだけでは全然見つかりませんでした。
当時の青樹泉さんとマギーの位置に、
現在としちゃんとゆりちゃんがいると思うとちょっと感慨深いです。
これから10年経てばまた全然違う顔ぶれになっているのでしょうね。
寂しいような楽しみなような、不思議な気持ちになります。
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