花組公演の予習として、『ポーの一族』全5巻を読みました。
率直な感想を述べたいと思います。
原作ファンの方が読まれたら「わかってない」と思われそうですが、
こういうことを思う人もいるんだーとスルーしていただけたら幸いです。
ぶっちゃけ意味がわからない
一読した感想は「意味がわからない」に尽きます。
その最たる理由は登場人物の顔と名前が一致しないこと。
詳しくない人が言いがちな「みんな同じ顔に見える」ってやつです。
ストーリーもよくわからなくて、wikipediaで調べてなんとか理解できたので、
「最初からwikiだけ読んだらよかったのでは……」と思ってしまいました。
わたしの理解力が非常に低いせいもあるでしょう。
○○が死んだことに気付かなくて、
あとから○○が死んだことをにおわせる表現が出てきたとき
「いつ死んだの???」と思ってしまいましたが、
死ぬところもちゃんと描かれていました。
エドガーとアランの友情を超えた関係みたいなものにもあまり惹かれず、
わたしとは親和性が低いタイプの漫画だったのだと思います。
ベルばらの原作にはハマったので、
一概に少女マンガが苦手というわけではないでしょう。
とはいえ、これは一回読んだだけの感想なので、
花組公演を見てからもう一度読んだら見方が変わるかもしれません。
どうまとめるの……?
『ポーの一族』というのはオムニバス形式で、ストーリーごとに時代が違います。
「ポーの一族」というのはひとつの短編のタイトルという感じ。
小池先生の作品『薔薇の封印』もオムニバス形式だったな~と思って
『薔薇の封印』のwikiページを見てみたら、
劇中の一部の設定について、萩尾望都から許可を得ている。
と書いてありました。
それにしても『ポーの一族』は世界が壮大すぎて、
「舞台版はどこを切り取っているのだろう?」と思いました。
初日映像を見る限り、
「ポーの一族」や「メリーベルと銀のばら」らしきシーンが見えますが、
キャストを見るとそのほかの作品に出てくる登場人物もいるようなので、
どんなふうにまとめているのか気になります。
エドガーとみりお
エドガーは14歳の姿なので、読みはじめたときには
「みりおがやるには幼すぎないか……?」と思ったのですが、
読んでいくうちに「みりおっぽいな!」と思うようになりました。
バンパネラなので、ただの14歳ではないんですね。
何を考えているかわからないところや、
どこか消えてしまいそうなところ、
闇を抱えていそうなところがみりおにぴったりだと思いました。
小池先生が萩尾望都先生に「いつか劇化させて欲しい」と言ったのが1985年。
すみれコードがあるため伏せられていますが、これも重要な情報ですよね。
「30年以上前」と書いておけばいいものを、
「1985年」とわざわざ書くことで示唆しているのかもしれません。
「申し入れた日が6月26日だったらドラマチックすぎるな」と思って調べたら、
『哀しみのコルドバ』の新人公演の日らしいということが判明。
状況的に東京公演と考えると、新人公演は6月18日でした。惜しい!
『薔薇の封印』が2003年の月組というのも運命めいたものを感じます。
みりおが入団した年の、配属された組での上演ですからね。
小池先生が満を持して舞台化した『ポーの一族』。
原作の雰囲気がどう表現されているのか楽しみにしています。