月組全国ツアー観劇naviの中で
「両方ともスペインものなので」と言っているのを聞いて
初めてそのことに気付きました。
お芝居とショーで舞台が重なることは珍しいのではないでしょうか。
スペインつながり
お芝居とショーが同じようなテーマということは
過去にも探せばあると思います。
一緒にしたら良くないというわけではないでしょう。
ただ『Apasionado!!』に限っていえば
初演も再演も日本物とセットだったので
『激情』とスペインつながりなのは意外でした。
『Apasionado!!』の思い出
初演のときは『夢の浮橋』とセットでした。
わたしの理解力が足りないせいだと思いますが、
『夢の浮橋』はよくわからないお芝居でした。
近くの席にいたツアー客と見られる人たちも
口々に「よくわからなかった」と言っていたので
ちょっと難易度が高かったのかもしれません。
しかし休憩時間を挟んで始まった『Apasionado!!』は
幕が上がってから下りるまでがあっという間に感じるショーでした。
「よくわからなかった」と言っていた周囲の人々も
目をキラキラさせて見ていました。
その対比は強く記憶に残っています。
お芝居とショーのバランスは重要なのだと感じました。
激情とアパショナード
『激情』はわりと暗い作品というイメージがあります。
『Apasionado!!』はパワーあふれるショーなので
同じスペインが舞台でもだいぶ違うと思います。
もっとも『Apasionado!!』はスペイン語ではありますが
いろいろなシーンがあるので、
終始スペインというわけではありません。
果たして『激情』と『Apasionado!!』の相性はどうでしょう。
幕が開くのが楽しみですね。
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