※当サイトにはアフィリエイト広告が含まれます

free雛月乙葉ちゃんがサヨナラインタビューで
「いままでに退団者が言っていた
『幸せ』という意味がわかった」
という話をしていました。

幸せ

退団者は千秋楽のカーテンコールにおいて
高確率で「幸せです」と言います。

わたしもずっと気になっていました。

いつだったかトップスターが
「各退団者から一言!」と振ったところ、
全員が「幸せです」と答えて
「ほかにないんかい!」と思ってしまいました。

退団するのが幸せということは
在団中はつらいことばかりだったのか…?と
考えてしまいます。

あるいは宝塚にいることが幸せだとしたら
辞めなきゃいいじゃん、とも思いました。

たぶんいずれもわたしの穿った見方で
大好きな宝塚を辞めるその瞬間だからこそ
胸に湧き上がってくるものがあるのでしょう。

自分の場合

当然のことながらわたしはタカラジェンヌではないので
千秋楽に感じる幸せがいかほどのものかわかりません。

でも確かに以前仕事を辞めたときに
充実感や安堵感で幸せな気持ちになっていた気もします。

だからといって職場での最後の挨拶で
「幸せです」というのも変です。
それこそ穿った見方をされることでしょう。

自分の立場に置き換えてみて
あれは宝塚という世界だから許されることなのだなぁと
しみじみ思いました。

特別な瞬間

一度きりの退団公演を終えた瞬間というのが
また特別なんでしょうね。

先の人生を考えると不安に思うこともあるでしょうが
退団公演千秋楽の高揚感が
マイナスイメージを打ち砕いてくれるのでしょう。

幸せな気持ちで巣立っていく皆さんの未来が
明るいものであることを願ってやみません。

お知らせ

わたしの小説家デビュー作『成瀬は天下を取りにいく』が新潮社から3/17に発売されます!
滋賀県大津市が舞台の作品で、西武大津店やミシガンが登場します。
読んでいただけるとうれしいです。