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moonスカイステージで博多座版の『ミーアンドマイガール』を見ました。
霧矢大夢さんがビル、羽桜しずくさんがサリーです。
当時から月組を観ているので、とても懐かしい顔ぶれになっています。
しかし全体的にミスキャストでしたね。

なつかしいキャスト

博多座公演なのに二番手が主演というのは珍しいですね。
同じ時期、トップスターの瀬奈じゅんさんは日生劇場で
『グレート・ギャツビー』を上演していました。

二番手といってもきりやんは経験十分でしたし、
なんの違和感もなく観ることができました。

ジョン卿の桐生園加さんは思ったよりハマっていなかった印象です。
のちに越乃リュウさんもジョン卿をやっていましたが、
こちらも期待していたほどはしっくりきていなくて、
ジョン卿は主演経験のある人のほうが似合うのだと思い知らされました。
といってもわたしが期待しすぎただけで、決して悪くはありません。

ジャッキーとジェラルドはまさみりの役替わりです。
当時はまさおのジャッキーに対して、
男役がやっている女性ならではの違和感がありました。
しかし、現在まさおはすっかり女性らしい姿になっているので、
それを知ってから見ると感じ方が違いますね。
ジャッキーはまさおの素の状態に近いように感じました。

マギーのパーチェスターは大好きです!
あの暑苦しいところがよく似合っています。

サリーとマリアは難しい

きりやん好きとしては、サリーをもっと上手い人で見たかったです。
羽桜しずくさんのことは最後まで好きになれませんでした。
これはタカラジェンヌとしてのしずくちゃんがダメだっただけで、
いまときどきテレビで見かける分には全く問題ありません。
きりやんとの相性もいまいちだったような気がします。

あと、マリアおばの京三紗さんもよくなかったです。
ランベスウォークのときの悲鳴のような声が嫌で、
録画だったらそこだけ飛ばして見るぐらいです。

だからといって大劇場版の彩乃かなみさん、出雲綾さんも
「最高!」という感じではなかった気がします。
当時はサリー役者もマリア役者もいなかったということでしょう。

これから5年後の2013年月組梅田バージョン、
ちゃぴサリーとすーちゃんマリアはなかなかよかったです。

ミーアンドマイガールという作品

ミーアンドマイガールはすごく好きな作品なのですが、
役が少ないという点はマイナスだと思っているので、
博多座ぐらいの規模が合うような気がします。

しかし博多座公演を楽しみにしている人にとっては、
一本物よりもショーがあったほうがうれしいでしょうね。
ミーアンドマイガールはフィナーレの羽根もないので、
宝塚を見たという感じにならないかもしれません。

またそのうち再演することがあるかと思います。
いまいちと言いつつ楽しみにしています。

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