snow2007年雪組『エリザベート』を見ました。
なんだか全体的におかしい…?と思ったのですが
「おかしい」というと悪い意味に取られそうなので
「攻めていた」という表現が合うかもしれません。

トートの妖怪っぽさ

トートの水さんがすごいですね。
歴代トートを人間←――――――→妖怪という座標で表すと
水トートはぶっちぎりで妖怪側に行きそうです。

同じく大劇場お披露目公演だったみりおと比べると
ずいぶん趣の違うトートになっています。

カメラワークもかなり水トートに寄っていて
不敵な笑みを浮かべるところが何度も映っていました。

フィナーレの羽根もすごかったですね。
あの羽根を着こなせるのは水さんしかいない気がします。

水さんととなみさんはよく似合っていたコンビだと思います。
しかし『エリザベート』だと結ばれるのが最後だけなので
そういう意味でもちょっと残念でした。

世界観のゆがみ

みんな決して下手ではないのに、
それぞれの役づくりや想定している世界観が
微妙に噛みあっていないんですよね。

トートもフランツもルキーニもルドルフも
それぞれ違う時空にいるような、
ちょっとちぐはぐな印象を受けました。

さらに致命的なのがシシィとフランツが全然似合っていないことです。
そりゃすれ違うだろうという感じがします。

しかしそのすれ違いが深いからこそ
トートとの昇天シーンがドラマチックになるわけで、
それはそれで良かったのかもしれないと思います。

2007年版ならではの演出

マダム・ヴォルフのシーンの直前、
「取ったことあるのね? 大司教さま」のセリフの後で
側近の皆さんが「グリュンネ伯爵が!」「ケンペンが!」と
責任を押し付け合っていたのは面白かったです。
こういうパターンもあるんですね。

リヒテンシュタインの美穂さんのリアクションも大げさで
途中からこれってコメディじゃない?と思い始めました。

しかしこうした演出が後年に受け継がれていないのを見ると
いまひとつだったのかもしれません。


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