※当サイトにはアフィリエイト広告が含まれます

cosmosスカイステージで宙組『白夜の誓い』を見ました。
全編見たらストーリーが変すぎてびっくりしました。

この『白夜の誓い』の脚本がおかしいと思っただけで
脚本家や出演者を叩く意図はありません。

みりおんとうらら

「みりおんをまともなヒロインにしてはいけない」
という決まりがあったのでしょうか。
明らかにうららイザベルのほうがヒロインですよね。

トップコンビは国王と王妃。
夫婦だけれどまったく愛し合っていない状態です。

一応王妃のほうは国王を愛しているみたいですが
唐突に語られるので「えっ?」と戸惑います。

これって新人公演でうららが
みりおんのソフィア役だったんですね。
本公演のほうが大きな役というおかしなことになっています。

漂うベルばら感

見終わったときになんとなくベルばらっぽいと感じました。
ストーリーは破綻しているものの、
画面はきれいで宝塚を見た気分にはなる、そんな作品です。

みりおんとせーこの「女同士の場面」には
「その場面要る?」と全力で突っ込みたくなります。

ソフィアが突然グスタフを愛していると言い出すあたりにも
無理やり帳尻を合わせようとしているようにしか思えません。

そうはいってもベルばらよりはマシでしょうか。

かなめさんの魅力

これが凰稀かなめさんのサヨナラ作品でした。
最後までみりおんとは仮面夫婦だったのかな~なんて
深読みしたくなるような作品ですね。

ラストもあまり後味がいいものではありません。
まぁ宝塚のお約束で主人公が死を遂げても
最後に白い衣装で出てきてワーっとなるわけですが
舞台に一人だけで幕が下りるあたりも意味深です。

しかしそれが絵になっていましたね。
これこそ凰稀かなめさんの魅力なのだと思います。

単にビジュアルが良いだけでなく、
歌にも芝居にも真摯に向き合っている様子が伝わってきました。

お知らせ

わたしの小説家デビュー作『成瀬は天下を取りにいく』が新潮社から3/17に発売されます!
滋賀県大津市が舞台の作品で、西武大津店やミシガンが登場します。
読んでいただけるとうれしいです。